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2004年 11月 18日
横田めぐみさんと思われる写真3枚が、ご両親によって公開された。
横田めぐみさんの写真を公開、両親「こんな所にいたの」 (朝日) 特に印象に残るのは、北に連れ去られて1年ほど経った頃の写真。ご覧になっただろうか。 一度でいい。ご覧になって欲しい。 母・早紀江さんには「緊張してて、心細そう。あきらめている顔」に見えたという。 そして、辛い心情を押し返すように言葉をついだ。 「悲しい写真です。苦しみながら泣きながら(北朝鮮に)連れてこられた。かわいそうでなりません」 何とも言えず、寂しそうな目をしている。その目は、カメラの向こうに何を見ていたのか―― だが・・・ 報道によれば、公開された写真のうち、少なくとも成人後の写真1枚は合成の疑いが強いという。(読売) 救う会によれば、こうした合成写真も北の常套手段なのだという。何故にそこまでしなければならないのか? また、この一つ前の記事では「コンテナ7個」と紹介したが、うち5つの中身は空。 残り2つにわずかばかりの資料が積まれていただけだという。(読売) これも、何らかの意図があったのかと考えざるを得ない。 北の説明は結論ありき。矛盾は更に増し、疑念は更に深まる。 昨日、整理して伝えた以外にもさらなる指摘がなされている。(例えば、産経) 北といえば、ちょっとした動きがあった。 一部で金総書記の肖像画が撤去され、さらに報道では「わが党とわが人民の偉大な領導者」という美称が無いものが一部で行われているようだ。 ただ、第一報を伝えたタス通信によれば、これが直接、権力関係の変化を表わすものではなく、極端な個人崇拝イメージを払拭することに主眼があるらしい。(毎日) どうも、外国人向けへの「ポーズ」であるらしく、国内向けには従来どおりの施策が続いているらしい。 表面だけ取り繕い、真実は覆い隠す―― それが、北の体質なのだ。 相手方の「微笑」に惑わされることなく、強い態度で真実を徹底的に衝かねばならない。 めぐみさんの、あの物憂げな視線。それは、すべての拉致被害者、そして家族の皆さんの心情だ。僕達は、それを目に焼き付けて、その心の訴えに応えていきたいものだ。
by rakurakuonsen
| 2004-11-18 00:52
| 北朝鮮
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