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2004年 05月 24日
「真相報道バンキシャ」を見た。訪朝に同行した山崎内閣官房副長官が、気になる発言をしていた。“何故、会談を1時間半で打ち切ったのか?”という問いに対し、「それができる状況ではなかった」といった内容の発言だった。会談自体が、北朝鮮主導で進められたことを示唆する発言だった、と思う。
北朝鮮は外交でメンツを重んじる国だそうだ。(早稲田大学の重村教授の本に詳しい。)今回は、そのメンツを徹底的に守り、保ち、高めたといっていいのではないかと思う。 『金正日総書記は、これまで「敵対的・反共和国的」であった日本に対し、その「要請に応じて」、「大局的見地から」関係改善に乗り出した。』というストーリーでだ。 ストーリーその1。『日本は北に敵対的な勢力だった』という筋書き。 僕なりの『読み』:会談前、北は徹底的に反日的な報道を流し、取引のハードルを高めた。 ・「北朝鮮: 拉致問題で対日非難の論評 内閣などの機関紙」(毎日新聞) ・北朝鮮メディア、厳しい対日非難 敵対心あおる内容(朝日新聞) ⇒日本国内における、特定船舶入港禁止法案などの北朝鮮に対する圧力を“日朝関係を故意に悪化させるもの”であると位置付けた。「これを解決しないことには、友好的には出来ないよ、取引に応じられないよ」というサインだと思う。「取引」のハードルは故意に高められた。可能にしたものは? ストーリーその2。『小泉首相は“要請”のために訪朝した』という筋書き。 首相の出迎えは、あくまでも実務的なものという意味付けがなされた。 ・北朝鮮 出迎え 格下でけん制?(読売新聞) ⇒前回、北朝鮮ナンバー2の金永南(キムヨンナム)・最高人民会議常任委員長が出迎えたことを考えると、大幅にランクダウン。「歓迎色」が一切なかったということは、“敵対的国家のトップによるたっての要請”を実務的に受けるということを演出したのではないか?それによって、北朝鮮体制内の軍などの強硬勢力の批判をかわそうとしたのではないか?この段階で、席を蹴ることが出来なかったのは? ストーリー3。『大局的見地からの判断』を強調 つまり日本は反北朝鮮的だったけれども、仲良くしたいといっているし、東アジア全体のことを考えれば北にとっても有益だという、英断を金正日総書記は下したのだというストーリーが作られた。 ・「日朝会談に関する北朝鮮側報道(要旨)」(読売新聞) ⇒小泉首相は、「平壌宣言の履行と両国間の信頼関係回復のために訪問した」とされた。ストーリー1から見れば、日本は「信頼回復」のために態度を改めたのだということになる。これに対し金正日総書記は「不正常な朝日関係を正常化することは今日、我々政治家に委ねられた歴史的使命である」として大局的見地に立った判断を下した、というわけ。その証として、人道支援があり、経済制裁の発動はしないという日本側の約束があったのだ、というロジックが出来上がる。金総書記にとっては対日強硬派にも言い訳が立つ満点の内容だ。 こうして考えてみると、首相は金正日という人のメンツを立てにたてている。なぜか? ひとつは、そうせざるを得ない首相側の事情がある。年金「未加入」などの国内政局によるものだ。首相としては、何とか拉致被害者家族を、当日引き連れて帰りたい。「家族再開」のインパクトで国内政局を有利にしたい。それすら、ままならない、というのは許されなかった。だから、出迎えが格下であっても引き返すわけにはいかなかった。その意味で「準備不足」は、批判されても致し方がないと思う。 もうひとつ考えておきたいことがある。それは稿を改めて記したいと思う。 * * * ↓ここに参加してます。「ふ~ん」と思っていただけた方はクリックをお願いします。 人気blogランキング
by rakurakuonsen
| 2004-05-24 00:19
| 日朝関係
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