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2004年 08月 02日
中国・韓国・北朝鮮との関係を考える上で、「歴史問題」はどうしても避けて通ることはできない。
いつもお邪魔しているyodaway2さんの記事 靖国問題、コイズミ首相はどうする気?――ここはがまんと思うけれど。を読んで、「考えなきゃな」と思っていた矢先、2つのニュースを見つけた。 その1。 中国、日本の常任理入りに反対 歴史問題が理由と現地誌(産経) 記事によれば、日本の国連常任理事国入りについて、政府系シンクタンクの国際政治研究者へのインタビューの結果、9名中6名が賛成しないとの意思を表明したという。 また同誌の分析では、日本の常任理事国入りについては、『小泉純一郎首相の靖国神社参拝などを念頭に「歴史問題で何度も周辺諸国の感情を傷つけている」として、特にアジアで国際イメージが悪いことが「弱点」と指摘』しているそうだ。 その2。 アジア杯サッカー場、露骨な「反日」 PK外すと大歓声(朝日) 記事では、中国共産主義青年団の機関紙「中国青年報」の論評を紹介している。そこでは「市民の不満は、主に日本の右翼勢力の劣悪な行為のため」「行き過ぎた民族感情のなかで報復の快感を味わったかもしれないが、スポーツの尊厳を損ない、本来の意義を失わせる」とされたそうだ。 さて、この2つの記事、どう読むべきか? 第一の記事は、中国の政策立案レベルでは、日本が国際社会の中でイニシアチブ(ここでは国連常任理事国入り)を取ることを抑制しようとする意図があるということがわかる。 中国はアジア唯一の国連常任理事国。その比較優位を保ちたいという意図もあるだろう。 また、日朝国交正常化後の東アジアを考えてみると、中・ロ・日・韓・米、それぞれの関係は新しいステージに入る。安全保障についても経済関係の上でも、新しい構図が生まれるわけで、そのなかでの主導権争いというのも出てくるだろう。 そのなかで、日本を押さえ込んで行くカードの一つが「歴史問題」であるということだ。逆に、このカードを使わせない(使えない)ようにする、というのが日本にとってのテーマになる。 第二の記事は、中国の一般レベルにおいて「反日感情」が実在することを示すと同時に、それが中国の体制側からは「主に日本の右翼勢力の劣悪な行為のため」という理由付けがされていることが分かる。 一般レベルの「反日感情」については、戦時中の事実に基づくものなのか、教育によるものなのか、他の要因を転化させているものなのか、検討する必要があると思う。 (藤原帰一教授の『戦争を記憶する』〔ライフログをご参照ください〕が参考になると思う。これはまた、別の機会に書いてみたい。) 注意しておきたいのは、体制側のコントロールが効きにくくなっているという事。体制側が言う「日本の右翼勢力の劣悪な行為」にあたる行為が、最近日本国内であったという記憶は僕にはない。引き金になるような行為がなくても、こうしたことが起こるいう事は、体制にとってはある意味脅威だ。こうした行為が、仮に体制に向かったものだとしたら極めて危険だ。 体制とすれば、この「反日感情」を体制維持に利用できる状態にコントロールしておきたいところだろう。とすれば、体制側は、必然、日本に対する要求を強めざるを得なくなる。 日本は、中国国内の上のような構造を把握した上での対処を行う必要がある。単に譲歩するだけでは、上の構造は変わらないはず。何かあれば「反日感情」をもとにした要求が続くのでは、国家間の関係としてはいびつすぎる。 日本としては、国家対国家、国益対国益の次元で、ギブアンドテークの対話ができるよう軌道修正を求めていくほか無いのではないか。 日本国内の体制の問題(外務省の問題などなど)もあるけれど、これから50年先を考えたら乗り越えていかなければいけない問題のように思う。 まだまだ粗削りな考えで、誤って書いていることもあるかもしれない。ご覧のみなさまのご指摘を頂きながら、考えを深めていければと思う。
by rakurakuonsen
| 2004-08-02 00:26
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